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飼い猫りよちゃん、野良猫あやちゃん(仮名)のたくましさを目の当たりにする③

野良猫あやちゃん(仮名)は本当にふてぶてしかった。

(よく言えば策略家)

 

何がふてぶてしかったかというと仕事に関してだ。

 

彼女は面倒くさい仕事は全て上手い具合に同僚に押し付け

自分がやりたくないことは全て同僚にやらせていた。

勝手も強かった。

彼女は新興宗教の教祖のようで、彼女の信者になる男性社員は確かに存在した。

やっかいなことに人事権のある立場の者がそうだった。

(→だから同僚が迷惑を被っていた)

あるとき、彼女が所属する部署の中堅社員が転職することになり、

その部署の同僚の負担が大きくなった。

 

そこで野良猫あやちゃん(仮名)はどのような対応を取ったか?

ただ泣くだけだった。

自称お嬢様が人目も憚らず泣く。

 

その様子を見ていた飼い猫りよちゃんは、内心

「泣きたいのはこっちだ。あなたが散々人にやってきたことが自分に降りかかったぐらいで泣かないでよ。こっちは忍の一字でやってきたんだよっっっ!!!」

と思い、傍観していた。

そういう所作がちっともお嬢様ではないんだよ、と

どうでもいいことも思いつつ。

 

興味深かったのは、必ずしも男性社員全てが野良猫あやちゃん(仮名)の

信者だったわけではないこと。

信者ではない別部署の中堅男性。

この方は、人物を客観視でき、常に冷静だった。

 

この方が野良猫あやちゃん(仮名)から

負担をかけられそうになったとき、彼女に向かって

「君、いままで勝手やって人に迷惑かけても謝りもしなかったよね。それでまた人に負担かける気?いい加減にしなよ。本当に勝手が強いね。」

と言い、畳み掛けたこと。

 

飼い猫りよちゃんは胸がすく思いで一杯になった。

 

 

 

野良猫あやちゃん(仮名)は本当に凄かった。

 

何が凄いかというと、生きることに対して必死だった。

 

なぜ必死だったのか?

おそらく、生家に恵まれなかったことが大きな原因だと

飼い猫りよちゃんは勝手に思っている。

 

野良猫あやちゃん(仮名)は若くして結婚をした。

周囲に理由を聞かれると「若気の至り」と答えていたが、

生きることに必死だった(早急に親元を離れ実家を出たかった)からだと

飼い猫りよちゃんは勝手に思っている。

それと結婚をすれば第三号被保険者になれる。

離職したとき自分が支払う税金を抑えられるからだと

飼い猫りよちゃんは勝手に思っている。

 

 

結局、何の後ろ盾もなく生きていくには恥も外聞もないほど

必死にならざるを得ず、必然的にずる賢くたくましくなっていくのだと

飼い猫りよちゃんは思った。

 

飼い猫タイプは社会に出る前に自分とは別のタイプがいることを知り

学ばなければ痛い目にあう。

 

 

 

ダーウィンが来た!『潜入!秘密のネコワールド』

を見ていたら、飼い猫が野良猫に餌を取られるというシーンが出てきた。

このシーンは社会の厳しさの一面が反映されていた。

 

このシーンと自分の若かりし頃の経験を鑑みて

今の自分に足りないもの、社会に対する心構えを改めて問われた時間となった。